翼は蘇った!
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
さて、新年早々ですが嬉しいことがありました。
私のオーディオの趣味は高校2年生ぐらいにスタートしました。
StereoSoundの表紙がJBLのDD5500だったように思います。
何がきっかけだったかさっぱり覚えていませんがクラシックに興味を持ちましてそのままオーディオに。
高校生の私には、雑誌に載っているものすべてがハイエンド。特にStereoSoundに乗ってるような品は
憧れるだけムダと思える対象でありました。
ただ、その憧れの逸品をひと目だけでも見たいと思って秋葉のヤマギワまで学校から徒歩で行ったのです。
土曜の午後だった気がします。
学ランの場に全く合わない私でしたが、係の人は優しく対応してくれまして、なんと私のリクエストで
システムを繋いでくれたのでした。
これでバースタイン・ニュウヨークフィルのモーツアルトJupiterを聴かせてもらったのでした。
いま思えばヤマギワからすれば入門用もいいところのシステムでしたが、この経験からいろいろ加速したように思えます。
その後、スピーカーはJBL 4435、アンプはLuxのM06aを使ったりとこの方向性を踏襲したものに進みました。
で、このときのCDPであるメリディアンMCD-PROですが、10年余のちになってから入手しました。
当時は「ハイビット」などスペックを追いかける風潮が強かったのですが、私はこの音色がとても好き
だったのです。
が、この時代のCDPは耐久性がありません。我が家のMCD-PROも再生がだんだん怪しくなっていき、
数年前には数トラック目からは読まなくなってしまいました。
いずれ修理したい、と思い、ジャンクで出ていたMCD-PROを入手したりしてもいました。
で、昨年末、某オークションでピックアップのCDM-1を販売された技術者の方とお知り合いになりまして、
いろいろお話させて頂いたところ、なんと「治るかどうかわかりませんが診てみますよ」とおっしゃって
いただき、ドック入りすることになったのです。
そして年が明けてまもなく・・
なんと、ジャンクも含めて2台とも治ったという奇跡の知らせが!
翼は蘇った!
回路図もない中、2台で40時間以上もかけていただきありがとうございました!
何が原因で調子が悪かったか・・はいろいろ複雑(笑)なところもありますが、ハード的にも回路的にも
問題があり、この時代のアナログとデジタルが融合したプレイヤーの奥深さを知りました。
お約束でコンデンサーはダメになっているものが多かったので交換。
一部ICとトランジスタも交換して頂きました。
持ち帰って最初に聞いたのは、30年前にかけたあのバースタインです。
いろいろ蘇って来ましたね。
まだまだエージング中なので固いところがありますが、これからが楽しみです。
この2台で一生分なんとかなるでしょう!
というわけで良き一年の始まりとなりました。
皆様今年もよろしくお願いします